ロタウイルスといえば、乳幼児がかかる病気と思いがちですが、
実は大人でもロタウイルスにかかるのです。
かかってしまうと、とてもつらい症状ですので、特に秋や冬など
寒い時期になったら家族全員でうがいや手洗いなどを徹底し、
感染しないように予防しましょう。
それでもかかってしまった時の為に、
症状や対処法などを詳しく知っておくといいですよ。
ロタウイルスの症状の特徴は?
ロタウイルスは特に乳幼児に多く感染しますが、大人も感染する病気です。
ロタウイルスは症状ウィルス性の胃腸炎で、
症状の最大の特徴は、嘔吐と下痢の2つです。
それに伴って起こる脱水症状も気をつけなくてはいけません。
便の状態を見る!
下痢の症状は普通の下痢とは違い「お米のとぎ汁のような白い便」。
その事から「白色便下痢症」とも言われ、この便がロタウイルスと
判断する基準のひとつになります。
ロタウイルスの潜伏期間
ロタウイルスが体内に侵入し、症状を発症するまでの潜伏期間は、
およそ1日~2日程度と言われ、感染初期には微熱が出る傾向があります。
嘔吐は2~3日、下痢は1週間~10日ほど継続します。
ただし、脱水症状にかかれば入院の可能性や、
重症化すると更に長引いてしまう事もあります。
感染経路は?出勤しても大丈夫?
感染力が非常に強いロタウイルスは、ヒトからヒトへの経口感染によってうつります。
ですから、例えばロタウイルスを持った人が飲んだストローで飲んだり、
同じものを食べたり、またウィルスがドアノブなどに付いていれば、
そこを触った手などから口に入って感染してしまうのです。
そこで心配なのが会社勤めをされている方ですよね。
ロタウイルスに感染した場合の会社への出勤は、周りの人へ感染する
可能性がありますから、発熱や下痢、嘔吐の症状がある場合は欠勤するべきでしょう。
しかし、症状が落ち着けば出勤しても問題ないと思います。
数日の間はマスクをする、もしくはくしゃみや咳をする時は
必ず口にハンカチを当てる、トイレの後は必ず手を洗うなど、
感染を広げないように気を付けましょう。
ロタウイルスに感染しないために
大人がロタウイルスに感染しても子供ほど重症化はしません。
ですから、お子さんが保育園でロタウイルスに感染したとして、
その両親がロタウイルスにかかったとしても子供ほど重い症状ではありません。
しかし、少なからず症状はありますし数日はその症状は続きます。
日頃からうがい、手洗い等には十分に注意し、乳児を持つ方でしたら
お子さんがロタウイルスにかからないようにワクチンを飲むことをオススメします。