明日ママがいない第4話 ネタバレあらすじと感想


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芦田愛菜ちゃんが主演のドラマ『明日、ママがいない』。

児童養護施設を舞台にしたドラマで、「こうのとりのゆりかご」を設置する
慈恵病院から放送中止の要請があり、全スポンサーも降りてしまうなど、
今後どうなっていくのか注目されています。

しかし、野島伸司監督ですからドラマ自体はとても面白い内容。

第4話は、どんな内容だったのかまとめてみます。

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明日ママがいない 第4話

今回、話のメインになったのは渡邉このみちゃん演じる”ボンビ”。

ボンビは長い間、児童養護施設コガモの家にいるが、
一度も里親候補の家にお試しに行った事がありませんでした。

それはボンビがお父さんとお母さんは今は貧乏でお金がないけど、
お金を貯めていつか自分を迎えに来てくれる!と思っているからでした。

しかし、それを聞いた魔王(三上博史演じる佐々木のあだ名)は
「現実を見ろ」と、街の自転車屋さんを経営する酒井家へお試しに行けと言います。

ボンビはジョリピ(アンジェリーナジョリーとブラッドラッドのような夫婦)
に貰われる事を夢見ていましたが、それが夢で終わってしまった為に
「現実を見る!」とお試しに行く事を決意します。

 

酒井の夫婦は裕福ではありませんが、とても優しい2人でした。

しかし、ボンビは3人で夕食を食べている最中に気を失って
椅子がひっくり返り、後ろへ倒れてしまいました。

病院での結果は「精神的ショック」という事。

芦田愛菜演じるポストは、ボンビがどうしてそうなってしまったのか
自分がボンビの代わりにお試しに行くと決意します。

 

ボンビが病院から戻って、ボンビは部屋で「私にとってお試しは意味無い。
だって今は貧乏だけど、パパとママが迎えにきてくれるんだし。」と皆に話します。

それを聞いたポストはボンビに「本気で言ってるのか?生みの親なんて忘れろ、
目の前の幸せを見ろよ」と言い残し、その場を去ってしまうのでした。

ボンビを心配したドンキ(鈴木梨央)とピア美(桜田ひより)は魔王に
「ボンビの実の親に連絡をとってほしい」と願い出ますが、魔王から
思ってもいない言葉が発せられます。

「ボンビの親はすでに死んでいる」と。

 

ドンキはポストに知っていたのかと詰め寄ると、ポストは
「最初ボンビが施設に来た時、笑うどころか喋る事もせず、
本当にこのまま死んでいくのではないかと思った。ただある時、
ボンビが『私の家は貧乏で両親はお金を貯めて私を迎えにくるの』
と話し初めて笑顔を見せた」と言うのでした。

ポストはボンビの代わりにお試しに行きました。

しかし、人のいい夫婦はボンビ同様にポストを可愛がり1日が終わり、
ポストはなぜボンビが倒れたのか理由を見つけることができませんでした。

 

そこでポストは水沢(木村文乃)とロッカー(三浦翔平)に頼み、
ボンビが昔住んでいた場所に行けば何か分かるかもしれないと向かうのでした。

そこにはボンビのお母さんの実のお姉さんが住んでいました。

その人に向かってポストは「親族なのに何故ボンビを引き取らなかったのか」
と強く言い、水沢から部屋を追い出されます。

 

そんなポストの目に止まったのがキッチンのテーブルの上においてある炊飯器。
それを見てポストはボンビが倒れた訳を知ります。

ボンビはお父さんとお母さんと一緒に暮らしていた時、お父さんは
ご飯をたくさん食べる人だったので、いちいち席を立って
炊飯器のところまで行かなくてもいいようにテーブルの上に炊飯器を置いていました。

里親候補の家にボンビが行った時も、昔のボンビの家のように
炊飯器がテーブルの上に置いてあり、里親候補のお父さんが
炊飯器からごはんをつぐ動作を見て、昔の事を思い出して倒れてしまったのでした。

 

コガモの家に戻ったポスト達。

その夜の夕飯時に部屋がいきなり暗くなったかと思うと、窓際に幽霊が現れます。
子供たちは怖がりますが、ボンビはその女の幽霊を見て「おかあさん」と言います。

その幽霊はボンビに話しかけます。

「ずっとあなたのことを見てた、最近元気がないから
神様にお願いしてここに来たのよ」と。

そして、ボンビは幽霊に言います。

「パパは天国でもお腹いっぱいご飯を食べ、おかわりもしてる?」と聞くと
幽霊は「お腹いっぱい食べているよ」と答え、ボンビは安心するのでした。

 

その幽霊を見てポストはロッカーに言います。「あれは叔母さんじゃない?」と。

それを聞いていた魔王は
「ボンビのお母さんは叔母さんと双子だった。顔が同じだから混乱する。
不安定な情緒が悪化する。あの叔母だって冷たく突き放した訳じゃない」
と叔母さんが引き取らなかった訳をポストに説明するのでした。

 

ボンビは後日、ポスト達と一緒に両親のお墓参りに魔王に連れて行ってもらいます。
お墓を見てボンビは「パパとママはここにいるの」と話します。

ボンビは後でポストに打ち明けます。

「あれ(幽霊)は叔母さんでしょ?私がメソメソしてたから、叔母さんが
心配してくれたんだよね。パパとママを忘れられないでいるから」と。

ボンビも途中から叔母さんだという事に気がついていました。

そしてポストは「パパとママを忘れる必要なんてない、私達が忘れるのは
嫌なことだけでいいの。前を向いていい思い出は全部ポケットにしまおう」と
皆に話し、ポスト、ボンビ、ピア美、ドンキの4人は海に向かって
思い出をポケットにしまうのでした。

 

感想

一人ひとりに過去があり、現在の自分の状況を幼いながらに理解して、
それを受け止めなければならない子供たち。

それでも強く、前を向いて生きていく姿に感動を覚えます。

こんな小さい子供たちが現実を見て、困難に立ち向かい、
強く生き抜いていく姿を見ると、自分の今の悩みなんてとても小さなもので、
いかに自分が今幸せかを思わずにいられません。

 

このドラマもいろいろなトラブルがありますが、それでも一人でも多くの人の
目に止まって、少しでも「自分もがんばろう」と思える人が増えるといいですね。

心温まる、また勇気づけられるドラマだと思います。

次回の展開も気になります!!

 

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