映画「小さいおうち」のネタバレあらすじ!見た人の評価は?


tiisaiouti

映画「小さいおうち」は、松たか子さんはじめ実力派俳優が勢揃いし、
また、先日はこの映画で黒木華さんがベルリン国際映画祭最優秀女優賞を
受賞したこともあり、話題となってますね。
映画のあらすじはどんな内容なのか、ネタバレを含めまとめてみました!

スポンサードリンク

原作とキャスト

「小さいおうち」の原作は、第143回直木三十五賞を受賞した
中島京子さんの小説です。

それを山田洋次監督が手がけ、また山田洋次監督の初めての
ラブストーリー作品になるのが「小さいおうち」。

 

【登場人物】

布宮タキ・・・倍賞千恵子、黒木華

平井時子・・・松たか子

平井雅樹・・・片岡孝太郎

荒井健史・・・妻夫木聡

板倉正治・・・吉岡秀隆

 

 関連記事:松たか子 夫が幸四郎に無視され不仲?

 

「小さいおうち」原作のあらすじ

荒井健史は親類タキが残した一冊のノートを見つけます。
そこに書かれていたのはタキの自叙伝でした。

 

昭和5年、タキは奉公先(小説家)で
「良い女中は、主人のためにライバルの論文原稿をうっかりしたフリをして
火にくべるような、ある種の頭の良さがあるものだ」
と教えられます。

昭和6年、朝野家へ奉公にいき、時子(22才)、恭一(1才半)達と出会いますが、
時子の夫が不慮の事故で死亡してしまいます。

昭和7年、時子は恭一とタキを連れて、10才年上の中年・平井の家に嫁ぎます。

 

平井は玩具会社の重役をしていたため、
お金には不自由のない暮らしをしています。

赤い三角屋根の小さくてモダンな屋敷でくらし、
その暮らしに時子も次第に慣れてきます。

そしてタキは、「一生平井家を守っていく」と時子に誓います。

 

昭和11年、主人・平井雅樹の部下である板倉正治がやってきます。

建築に興味のある板倉は平井の家を隅々見て回り、
それ以降たびたび平井家を訪れるようになります。

昭和12年、戦争が始まります。
次第にオモチャの材料の金属が手に入らなくなり、経営は悪化し始めます。

 

昭和16年、平井から言われ時子は板倉へ縁談をすすめますが、
板倉はしぶるのでした。

その後、時子は板倉へ「本当のお気持ちをお伺いしたい」とハガキをだします。
すると、板倉からも「本当の気持ちをお伝えしたいので来てほしい」と返事がきます。

そして時子は板倉家へ訪問し、夕方近くに帰宅します。
そこでタキはある事に気が付きます。

それは時子の帯が出掛ける時と逆になっていることでした。
そしてタキは時子と板倉が不倫関係にあると気がついてしまうのでした。

 

日本は戦争で劣勢に陥り、板倉にも戦争に参加するように命令が来ます。

そして時子は板倉の元へ行こうとしますが、
そんな時子を止めたいタキは時子へ提案します。

手紙を板倉へ渡そうと。

「板倉様、明日の昼一時におたずねください。
どうしてもお会いしたく思います。平井時子」。

それをタキが平井に渡すので、その手紙を呼んで
時子に会いに来るかどうかを板倉の判断に任せようと。

時子はその提案を受け入れます。そして板倉はやってきた。

その後、タキは故郷の東北へ帰ることがきまった
というところでノートは終わってしまいます。

 

そのノートを見た荒井健史は事実を調べてみると、
ノートとは違うことが分かります。

板倉は終戦後漫画家として成功し、
資料館ができており、荒井はそこへ訪れます。

すると来館者名簿に時子の息子である
平井恭一の名前を見つけ、連絡をとります。

 

荒井は平井恭一に会い、タキのノートに挟んであった未開封の封筒を開けます。

すると、そのに書いてあった内容は、「板倉様、明日の昼一時におたずねください。
どうしてもお会いしたく思います。平井時子」の文字。

タキが板倉へ手紙を渡していなかった事が分かったのです。

 

映画を見た人の評価は?

 

●タキの「手紙を渡さなかった」という小さな罪が、タキの心に重くのしかかっていた事を思うと涙がとまらなくなった。

●優秀な夫、夫を支える妻、かわいい息子。そんな幸せな家庭に憧れたタキ。その幸せな家庭を壊したくない一心で手紙を渡さなかった。タキは手紙を渡すべきだったのか?死ぬまで自分の胸の中に秘め、苦しみつつも生き抜いたタキは強く、孤独で、美しい生き方だったのかな。

●雰囲気のある上品な作品。音楽と映像がとてもマッチし、素敵だった。

●松たか子、黒木華の配役はとても良かったが、吉岡は疑問。

●見て大正解&周りにも薦めたい!

●作品が上品で何ともエロチィック。

●悲しくて終わってから茫然としてしまった。涙止まらず。大好きな小さいおうちのなかで幸せを守りたかったタキ。そのために自分のしたことが何十年も自分を苦しめるなんて思わなかった。タキの気持ちを思うと・・・。

●思っていたよりずっとずっと良かった!涙を誘うような演出などなかったけれど、気が付いたら涙が流れていた。

実際映画を見た人の評価はどうなったのかなと
気になったので、そちらも調べてみました。
やはり高評価の人が多いようですね。

山田洋二監督作品で、更に黒木華さんの受賞もあって
ますます注目されている「小さいおうち」。

要チェックですね!

スポンサードリンク